ガラスの酒器は繊細な輝きが実に美しいですね。
お酒が注がれているととくに素晴らしい。
湾曲した景色や光を眺めながら飲むお酒は格別です。
また、木で作られた升や陶器製とは違った、シャープで繊細な味わいが楽しめます。
甘みや酸味をよりくっきりと感じられますよ。
また香りを楽しむのにも適しています。
キリッとした印象ですから、暑い季節に「冷や」を楽しむのも最適ですね。
適度に冷やしたお酒を注ぐとすぐに水滴がグラスの外側を覆い、とても涼しげです。
でも、寒い季節の「燗」も素敵なんですよ。
ほんわかした湯気がグラスの内側を曇らせて、目でも暖かさを感じられるのでオススメです。
花春でご用意している清酒グラスは、お猪口に土台がついたような形状ですから燗酒でも熱くありません。
お酒の味わいが酒器によって変わるのは、唇に触れる部分の肉厚も大きく影響しているように思います。
きっと、口の中でのお酒が広がり方が違うからなんでしょうね。
ぽったりとした肉厚よりもガラス製のような薄いもののほうが、寄り道せずに舌まで届くように感じます。
みなさんはどうお感じになるでしょうか。
ぜひ一度、飲み比べてみてくださいね。