「酒器の楽しさ」番外編として、今回は自分で作る酒器をご提案します!
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会津で「本郷」と言えば、昔から「本郷焼」が有名で、焼き物の町として知られています。
毎年8月の第一日曜日に「本郷せと市」が開かれ、多くの人でにぎわいます。
会津の焼き物の歴史は、蒲生氏郷が職人を呼んで鶴ヶ城の屋根瓦を作らせたのが発展の始まりだったそうです。
今回は、会津美里町にある「陶房 彩里(とうぼう いろり)」さんにお邪魔しました。
前日に思い立ったのですが、急な予約にも関わらず、親切にご対応いただきました。
会津には長く愛されてきた焼き物があり、陶芸体験が出来る工房もあるので、酒蔵巡りをする方々にも知っていただきたい!と思い、ご紹介させていただきます。(勿論地元の方にもおすすめ!)
世界に一つだけの焼き物の酒器で味わう酒、会津の焼き物に注ぐ会津の酒というのもいいですよね!
こちらでは、作品が並べられ、販売されているコーナーと、体験できるコーナーがありました。
様々な色や形の器が並んでいます。
彩里さんで有名な作品である赤べこの箸置きは、道の駅などのお土産売り場では売り切れるほど人気なんですよ~!
赤べこが飛び出したうつわもとてもかわいいです。
ろくろ体験、手びねり体験、絵付け体験ができる中から、今回は手びねり体験をさせていただきました!
粘土500gで1,000円です。
500gというと結構量もありますし、焼いていただけるというのも含めて1,000円だと、とてもお得だと思います!
酒器にしては粘土の量が多いので、片口とぐい呑みを作ることにしました!
まずは粘土を分けて…
教えていただきながら、粘土を棒状にして重ねていきます。
全体のバランスを見ながら形をととのえます。
(爪が長くて底に穴を空けてしまいました…)
ちょっとぐにゃっとさせてみました。
なかなか楽しいです!そんなに時間もかからずにできるのもいいですね。
裏に名前を彫って…
できました!
この後焼いてもらって、色つけをしてもらい、
約一ヶ月後、作品の完成です。
この間のワクワク感!発送もしてもらえるので、届いたときに旅の思い出が甦りそうですね。
色は、店内に飾ってある作品を選んで同じように色をつけてもらえます。
プロにやっていただける安心感…!(´~`*)
そして完成品がこちらです!
外側はターコイズブルー、内側は黒にしていただきました。
外側はざらざらとした感触で、中はしっとりツヤがあります。
色が素敵なので自分で作ったものじゃないみたいですね。
光があたると中の釉薬がキラキラして綺麗です!
ぐにゃぐにゃなのも味があるように感じられます。
重厚感がありながらソフトで、やさしい感じもあります。
持った時の手のフィット感は、自分で作ったからでしょうか?
唇に触れる縁が厚めなので、濃厚な味のお酒が向いていると思います。
合わせるお酒は、濃醇純米酒はいかがでしょう。
お米の旨みがしっかりと感じられるお酒です。
やや冷や~常温~ぬる燗があいそうです♪
自分で作った思い入れのある酒器に注げば、より美味しく感じます!